覚悟と使命
「休んでください」
怪我をすると言われるし、私も言っている。
でも「それではダメだ」と、今は思っている。
部活を頑張っている学生に対して簡単に言ってはいけないと…
当たり前だが、大学で部活動ができる期間は4年間。
目標にする大会の開催期間は年間1〜3ヶ月ほど。
試合数も5〜10試合ほど。
学生である以上、講義やゼミ、実習がある。
アルバイトをしている学生も多い。
友だちと遊ぶ時間だって大切。
プロや世界を目指す選手のように、多くの時間をスポーツにかけることは、一般の学生には難しい。
だからといって、中途半端な気持ちでやっているわけではない。
みんな真面目に、そして、一生懸命に取り組んでいる。
そんな学生達に「部活を休め」とは軽々しく言えない。
もちろん治るためには、休むことが一番なのは、理解している。
しかし「休んだら大会が終わってしまいます」と言う学生に「休め」とはなかなか言えない。
痛いのも、後々を考えたら良くない可能性があることも理解したうえで「なんとかする」
それが、一生懸命に部活動に取組む学生たちと10年向き合ってきた、私の覚悟であり使命だと思っている。
後悔させないために…